こんにちは!めっそそです。
SEになって色々なジャンルの勉強をしているのですが、どうにもネットワークは苦手です。
新しいジャンルの勉強をするときは入門書を何冊か読むようにしており、「あ、この本なら読み切れる!」となる範囲を広げるような勉強方法でやっています。
が、ネットワークってどの本も「これはダメだわ…レベルが高い…」となってしまいました。そんな中で見つけた読み切れる本が、今回紹介する「3分間ネットワーク基礎講座」です。
ネットワークの基礎知識について、1テーマ3分ほどの分量で説明した本になります。口語調で初学者と有識者が会話をする形で記載されているので、非常に読みやすくなっています。1題3分程度、しかも初学者が対象ということで知識レベルも入門向けです。
タイトル:3分間ネットワーク基礎講座
著者:網野衛二
出版社:技術評論社
出版年:2010年
この本を読んだきっかけ
最初に書いたとおり、どうにもネットワークが苦手でいわゆる入門書も「レベルが高くて何を言っているのかわからない」という状態でした。
おそらく原因は、基本情報や応用情報の際に勉強した内容をきちんと整理して理解できていないこと、ネットワーク全体の仕組みではなく個々の用語を中心に覚えようとしていたことだと思います。
更には個々の用語も午前の試験に聞かれる内容しか覚えてないレベルだったので、「これを聞かれる問題は答えられるけど、これが何なのか全然わからない」みたいな知識レベルです。サブネットマスクがどういう計算で求められるのかは知っているけれども、サブネットマスクって何?みたいな。
ということで、ネットワーク全体の流れが書いてあり、前提となる必要知識も高くない、その上で読むための心理的ハードルが低い本…という無理難題を求めて探した結果がこの本でした。
おすすめのターゲット
ネットワークの初学者、全体像を粗々掴みたいという人にはうってつけの本です。初学者や学習経験者で足場固めがしたい人の中でも特に、ネットワークに苦手意識がある人に向いています。
全体像の整理と用語間の関連に重きを置いた本なので、逆にネットワークが得意な人、すでにある程度の知識があって、それをさらに深めたいという人には物足りない内容になっていると思います。
総評
とにかくネットワークについてこれから勉強しようという人は、この本が最適だと思います!
ネットワークは理解するために必要な知識量も全体を俯瞰する視点も必要なため、特に苦手とする人が多いのではないでしょうか。(個人的には世界史とかの感覚に近いです。)
この本は、「細かい知識は必要最小限、ネットワークの全体像をなるべくわかりやすく掴む」ことに重点が置かれています。そのため、この本でまずは俯瞰する視点を身に付け、そこから別の専門書で知識を肉付けしていくのが有効な勉強法だと思います。
OSI参照モデルって何?TCP/IPって何?何が違うの?となっている方はまさしくこの本の対象読者かと思います。ネットワークの勉強に向けて、この本から入ってみてはいかがでしょうか。
この本の前後におすすめ
この本の前に読むべき:
なし。最初の一冊にピッタリです。
この本の後に読むべき:
準備中。。
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