「自分の小さな「箱」から脱出する方法」のレビュー

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こんにちは!めっそそです。

突然ですが、何かトラブルがあったときに実は自分が原因だった…なんて経験はないでしょうか?
とてつもなくバツが悪いですよね。ちなみに私は多々あります。笑

今回は、特に人間関係において自分が原因でトラブルを引き起こしているかもしれないという問題提起をしてくれる「自分の小さな「箱」から」脱出する方法」という本を紹介していきます。

本の紹介

 ザグラムという会社に入社したトムを通じて、人間関係の問題とその解決方法を学ぶ本です。本書では、人間関係の問題を起こす原因を「箱」と呼んでおり、箱とは何か、どうして自分が箱の中に入ってしまうのか、どうすれば箱から出られるのかを説明しています。

タイトル:自分の小さな「箱」から脱出する方法
著者:アービンジャー・インスティチュート
出版社:大和書房
出版年:2006年

Bitly

おすすめのターゲット

 仕事、家庭等で人間関係にトラブルを抱えている方は是非ご一読ください。ひょっとしたら、劇的に改善されるかもしれません。

 また、特段の大きなトラブルを抱えていなくとも組織の中でマネジメントを行う人は読んでおくべきです。将来発生するかもしれない構成員とのトラブルを回避できるだけでなく、組織のパフォーマンスを大幅に向上させることができるかもしれません。

概要・あらすじ

 ザグラム社に管理職として転職したトムが、上司であるバドとの面談の中で「君には問題がある。その問題を解決しなくてはならない。」と告げられ、そこから「箱」の説明と、どうやって問題を解決していくかのレクチャーを受けるという流れです。

 箱について何も知らないトムの立場を通じて話が進むため、一緒にレクチャーを受けているような気分になります。トムの抱える問題や、話の中で出てくる問題も身近なものであり、誰しも一度は似たような経験をしたことがあるのではないでしょうか。だからこそ、レクチャーを真摯に受け止めることができます。

この本を読んだきっかけ

 本屋で平積みされているのを見かけ、何の気なしに手にとって買った本でした。特段何かに困って解決方法を探していたとか、心配事に対処するためといった理由なく純粋に何が書いてあるのか気になったので買ったことを覚えています。

印象深い部分・実生活に活かしている部分

 最初に読んでから数年の時を経て再度読み直したのですが、最初に読んだ時からずっと覚えていたエピソードがあります。22章にある「リーダーのあるべき姿」にあるアニタという弁護士の行動です。

 弁護士4年目のアニタが新人弁護士であるバドの監督をしていたところ、バドが大きなミスをしてしまいました。その時、アニタは顧客に対し「自分がミスをしてしまった。」と説明したのです。

 ミスを認めることで上役からの査定も非常に悪くなるし、大きなミスをしたのはバドであるにも関わらず「バドに対して注意するよう声がけしようと思っていたが、それができなかったのは私のミスである」として自分がミスをしたと顧客に伝えたのでした。

 もしもアニタが箱の中にいればミスをしたバドをこれでもかと糾弾して自分を正当化したでしょうし、バドもアニタのミスをあげつらって自分を正当化したでしょう。このエピソードこそが箱に入るとは何なのか、特に仕事においてどのような効果をもたらすのかを象徴づけるエピソードでした。

まとめ

 数年ぶりに読み返しましたが、一社員として働いていた頃とリーダーとして働くようになった後では受ける印象がかなり変わる本でした。

 また、この本を読んで自分を振り返ったときに「あぁ、まだ箱に入っているなぁ…」と痛感しますが、それでもこの本を読まないまま今のポジションで仕事をしたなら悲惨なことになっていたと思います。

 自分を変える一歩として、この本を手にとってみてはいかがでしょうか。

Bitly

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