こんにちは!めっそそです。
NISAの期間が無期限になるというニュースが先日あったので株の勉強をしようと思ったのですが、アルファベット3文字の略称が多すぎて心折れてしまいました。。ネットワークといい、略称が多くなると一見さんお断りの雰囲気が強くなりますよね。
さて、今回はそんなお金の話である「バビロン大富豪の教え」を紹介していきます。
安心してください、アルファベットは出てきませんでした!多分!
言わずと知れたベストセラー。とりあえずお金の勉強を始めるならこの本から読むのがよいでしょう。
タイトル:バビロン大富豪の教え
著者:ジョージ・S・クレイソン
出版社:文響社
出版年:2021年(電子版)
活字はちょっと…という方には、漫画版もあります。
おすすめのターゲット
強いて挙げるならお金についての悩みがある人…でしょうか。おそらくお金に悩みのない人は早々いないと思うので、誰しもが一度は読むべきです。
特に、「稼いだお金がいつの間にかなくなっている」「自分の資産に不安があり増やしたいが、どうすればいいのかわからない」「貯金できない」という人は、この本を読むことでパラダイムシフトがあるかもしれません。
概要・あらすじ
舞台は古代バビロン、そこに住む人々がお金について悩み金持ちに相談するような構成となっています。
短編の物語を通じて、蓄財に関するノウハウを学ぶ構成になっています。章の終わりでは、その章でテーマとなっている知識がまとめられています。
単なる金銭ノウハウ本ではなく物語調なので読み進めやすく、何より登場人物の悩みは現代の自分達とほぼ同じようなものです。創作の物語ということですが、いつの時代も人が抱える悩みは変わらないのかと思います。
自分達と同じような悩みを抱えている人に対して金持ちがアドバイスをする形式のため、一般論として言われるよりもより自分の身において考えやすくなっているのも名著の理由でしょうか。
この本を読んだきっかけ
働けど働けど我が暮らし楽にならず…のような生活を送っており、毎月稼いだはずのお金もどこかへ消えてしまうような生活に嫌気がさしたので「なんとか資産形成をする方法はないか?」と思い調べていたところこの本が多く紹介されていました。
「いくら古典的名著と言っても当たり前のことしか書いてないのだろう?」と半ば疑いつつ、まあ読んでみるか程度の気持ちで読み始めたところ、1章の登場人物バンジールが早速同じ悩みを抱えていたため驚き、そこからは、バンジールに向けられた言葉を自分に向けられたように読み進めていました。
印象深い部分・実生活に活かしている部分
労働者であるアルカドと金貸しアルガミシュとの会話に「自分で稼いだ金は全部、自分のぶんではありませんか」「とんでもない。貴公は仕立て屋に服代を払わんのか?〜(中略)〜貴公の金は全部、よそに回っておるではないか。」というセリフがあります。
アルカドがアルガミシュに「金持ちになるにはどうしたら良いか?」と尋ねたところ「稼ぎの一部を己の分として手元に残せ。羊飼いから金貸しに性根を入れ替えるにはそれだけで十分だ。」と語った後にアルカドが返したセリフなのですが、これがかなり刺さりました。
アルカドと同じく稼いだ金は自分のもの、自分のために使っているのだと私自身思い込んでいたのですが、言われてみれば食べるため、生活するために誰かのところに流れて自分の手元には数えるほどしか残っていないなと。。
初っ端の話ですが、この話が一番私の心を掴みました。この後アルカドはせっかく貯めたお金を投機に回して散財してしまうのですが、そこも含めて我が事のように思わずにはいられない話でした。
まとめ
やはり古典的名著と言われるのには理由があり、「人の悩みは古今東西共通のものである」「物事の真理も古今東西共通である」ということがよく分かりました。
この本に書いてあることを実践して数ヶ月なので目に見えて資産が増えた、というようなことはありませんが、それでも投資の原資は増えつつあり、何より金銭的な不安が少し和らいだように思います。
金銭的な不安を抱えている方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
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