自己啓発本は人によって、また状況によって合う合わないがあると思いますが、この本を読んだときの自分にとにかく刺さりました。内容としては引き寄せの法則、思考は現実化する系の内容で、かなり軽い語り口でサクサクと読み進められます。
この本の最大の特徴は小説形式で主人公の気持ちに寄り添いつつ、自分でも自己啓発を行う流れを辿ることができる点です。今まで言葉として理解できていた内容が、心として理解できた経験はこの本が初めてでした。
タイトル:
ふしぎな村の村長の教え:やりたい事が見つからず悩んでいるあなたに読んでほしい! 引き寄せの法則の本当の使い方 本来の自分の願望を見つけほしい現実を作り出す方法
著者:コルク
出版社:-
出版年:2020年
おすすめのターゲット
気持ちが沈んでいる人全般におすすめです。ハッピーな人が読んでも多分刺さらないと思います。
また、若干スピリチュアルな話(引き寄せの法則など)あるので、そういった話に抵抗のある人は受け付けないかもしれません。
あとは…主人公と自分をどれだけ重ねられるかでこの本の影響度が変わってくると思います。なので前途有望な20代やある程度成功を収めた人達よりも、「日々の生活に追われていて何かに焦りを感じている」ような人だと効果が高いのではないでしょうか。
概要・あらすじ
迷える青年シャチが不思議な村に迷い込み、そこで出会った人たちと話す中で自分の進むべき道を考える話です。シャチを通して読者に話しかけるような構成になっており、物語を読みつつも物語を通して自己啓発を行えるようになっています。
この本を読んだきっかけ
この本との出会いは完全に偶然でした。プライベートの人間関係でトラブルが起き、仕事も繁忙期を迎える中で更に資格試験を受けにいかなければいけない…といった状態で、追い詰められ寝られなくなっていました。そんな折にふと「引き寄せの法則」が頭に浮かんだためKindleで何かないかと探したところこの本と出会いました。
印象深い部分・実生活に活かしている部分
第7章の「過去とリセット!自分と向き合う」が個人的には印象深いです。
前述のとおりかなり追い詰められた状態だったのですが、この章を読み村長のワークをやってみたところ、感情が溢れ出し涙が止まらなくなりました。笑
そのお陰か色々な不安に苛まれて眠れなかったのが嘘のように気持ちが落ち着き、晴れ晴れとした気分になりました。自分探しの末に自分を見つけたような気分です。(探している自分は北海道にはいなかったんですね…)
おそらく今後書くであろう本でもある「感謝の大切さ」の意味が、今までは頭で理解できていたけれども腑に落ちていませんでした。しかし、この章のワークを通じてその意味するところを真に体験できました。正直、この体験ができただけで全ての自己啓発に勝ると個人的には思っています。
まとめ
読前と読後で作中の主人公並に変わったと自分でも驚くような結果が出た本です。多分境遇に近いところがあったのもあるかもしれません。冒頭でも言った通り、自己啓発は万人にいつでも刺さるというものではないので、同じくらい衝撃的な体験ができます!とは決して断言できません。
それでも、「あなたの人生を変えた一冊は?」と聞かれた時にはこの本を挙げるのではないでしょうか。それくらい個人的に印象深い本です。
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